霧が晴れたら早歩き

昔テレビっ子のアラフィフが、自分の好きだった物を再認識するブログ

レックス・スタウトの「ネロ・ウルフ」シリーズって知ってます?

レックス・スタウトはアガサ・クリスティーやエラリー・クイーンと同じミステリ黄金時代の作家。

アメリカではホームズに迫る程の人気シリーズらしいのですが、なぜか日本での知名度はあんまり…。

 

ネロ・ウルフはニューヨークの私立探偵。体重百数十kgの巨漢で相当な美食家、自宅屋上の特注の温室で1万株の蘭の栽培にのめり込んでいる。この道楽のために高額の探偵料を稼ぎ、専用のシェフと園芸家を雇っている。人嫌いで家から出ず、捜査は助手のアーチーなどをこき使い自分は動かない。

アーチーはホームズ作品のワトソンのように物語の語り手ですが、ウルフのわがまま無理難題に悪態をつきながらも有能に立ち回るスマートでハンサムな出来る男。

この二人の軽妙なやりとりがとても面白いのです。

 

海外ドラマ化もされている人気作なのに日本ではなかなか読めません。

 

長編だけでも33本あり、半分以上翻訳されてはいるけれど雑誌掲載どまりが多く訳者もバラバラ。出版されたものも現在入手できるのは極わずかしか無い。なぜなのか。

 

ハヤカワミステリ文庫で数冊でていたが現在手に入るのは「料理長が多すぎる」のみ。

 

あとは光文社文庫の「シーザーの埋葬」「ネロ・ウルフ対FBI」の2冊がかろうじて見つかるかどうか。私もこの3冊しかもってません。

 

 

電子書籍でも、iBooksもKindleも光文社文庫の2冊しかなく、他のストアならハヤカワで出ていた初期長編4冊と、その他に中編4冊が手に入るところもあるのですが、あまり色々なストアでは買いたくないんですよね。iBooksで以前は初期長編も出ていたんですが、いつの間にか消えてしまい1冊目の「毒蛇」しか買えませんでした。

そういうこともあり、どうも電子書籍はまだ信用ならない感じで躊躇してしまうのですが、紙の本で出ないならせめて電子書籍でもっと読めるようになって欲しいのですけど。

 

 

【追記/2018.03.27】

その後、Kindleでの取り扱いは増えています。 

Amazon Kindleストア/レックス・スタウト

  

iBooksも一時消えていた初期長編が復活していて、取り扱いが増えています。  

毒蛇

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我が屍を乗り越えよ

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追記ここまで 

 

  

ちなみにネロ・ウルフは、シャーロック・ホームズとアイリーン・アドラー(ホームズの短編「ボヘミアの醜聞」のヒロイン)との間に生まれたのではないか、と著名なシャーロッキアンが提唱しています。ウルフの体格からホームズの兄マイクロフトの子という説もあります。

レックス・スタウト自身も「ワトソンは女だった」と論説しているシャーロッキアンですが、ウルフの出自は定かではありません。